釣り旅北海道2026初秋|車中泊で利用した道の駅

 2026年初秋の北海道釣り旅では、キャンピングカーを拠点に知床から道北、道東、十勝へと移動しながら、各地の河川で釣りを楽しんできた。長期間の釣り旅では、釣り場だけでなく、どこで車中泊するかも重要になる。特に北海道では、早朝から釣りを始めることが多いため、釣り場に近い場所で安心して休めると、その後の行動が楽になる。

 今回の旅では、オートキャンプ場だけでなく、移動途中の道の駅も車中泊の場所として利用した。道の駅は、その日の釣りや移動状況に合わせて利用しやすいのが便利なところだ。翌朝は早い時間から出発できるので、早朝から釣りをする場合にも都合がいい。

 また、北海道の道の駅には、キャンピングカー専用の駐車スペースを設けたり、ゴミ処理などのサービスを用意しているところもある。今回は、2026年の北海道釣り旅で実際に利用した道の駅を、キャンピングカーでの車中泊という視点から紹介していきたい。

■道の駅での車中泊

北海道をキャンピングカーで釣り旅すると、道の駅は非常に便利な存在になる。ホテルや旅館とは違って予約をする必要がなく、その日の予定に合わせて移動できるからだ。釣り場の状況は、天候や水量、濁りなどによって変わる。予定していた川の状況が良くなければ、別の河川へ移動することもある。そんなとき、宿泊場所をあらかじめ決めていないことが、キャンピングカー旅の大きなメリットになる。

夜間も明るく照らされている道の駅。トイレを利用するときにも安心感がある。

また、道の駅なら早朝に出発しやすい。本流の釣りでは、朝早くから川に入りたいことも多い。前日のうちに釣り場に近い道の駅まで移動しておけば、翌朝はすぐに釣りへ向かうことができる。もちろん、道の駅はキャンピングカー専用の宿泊施設ではないので、利用する際には施設ごとのルールを確認し、周囲に迷惑をかけないことが大切だ。今回利用した道の駅の中には、キャンピングカー用の駐車スペースやゴミ処理、電源充電サービスなどが利用できるところもあり、長期間の旅では特に助かった。

■道の駅「摩周温泉」

知床へ向かう途中で利用したのが、道の駅「摩周温泉」だ。今回の北海道釣り旅では、知床での釣りを予定していたため、知床方面へ移動する途中の休憩場所として利用した。北海道の釣り旅では、目的地まで一気に走るのではなく、途中の道の駅などで休みながら移動することも多い。キャンピングカーなら、無理に宿泊場所を決めておく必要がないので、その日の移動距離や到着時間に合わせて休むことができる。また、近くの釧路川で早朝から釣りをする場合にも便利な場所だ。

駐車場からトイレまでは少し歩くが、きれいに整えられた花壇もあり、散策も楽しめる

■道の駅「あしょろ銀河ホール21」

十勝方面へ向かう途中で利用したのが、道の駅「あしょろ銀河ホール21」だ。ここにはキャンピングカー専用の駐車スペースがあり、キャンピングカーで利用しやすい道の駅だった。一方で、専用駐車場は道路沿いにあるため、夜間は車の走行音などが気になることもあった。キャンピングカーでの車中泊では、設備だけでなく、実際にどこに駐車するかによって快適さが変わる。専用スペースが用意されているのはありがたいが、静かに休みたい場合には、周囲の環境も確認しておきたいところだ。今回は十勝へ向かう途中の休憩・車中泊場所として利用した。

国道沿いに整備されたキャンピングカー用の駐車スペース。夜間は車の走行音が気になった

■道の駅「かみしほろ」

十勝エリアで利用したのが、道の駅「かみしほろ」。ここにはキャンピングカー用の駐車スペースがあり、今回の旅では特に利用しやすかった。さらに、ゴミ処理ができることや、電源充電のサービスがあることも、キャンピングカーで長期間旅をする場合には大きなメリットになる。北海道を何日も移動していると、ゴミの処理や電源の確保は意外と重要な問題になる。特に車中泊を続けていると、ポータブル電源などの充電も必要になるため、こうしたサービスを利用できる道の駅はありがたい。

キャンピングカー優先の駐車スペースがある。便利な一方、砂利の駐車場なので車の出入りには少し音が出る

通常ならオートキャンプ場を利用するところだが、ゴミ処理とポータブル電源の充電ができれば道の駅で十分である。単に「泊まれる場所」というだけではなく、キャンピングカーの旅を続けるための設備が整っている道の駅だった。

有料ではあるものの、ゴミ処理やポータブル電源の充電サービスが利用できるのはありがたい。

■道の駅「おとふけなつぞらのふる里」

十勝で利用したもう一つの道の駅が「おとふけ」。ここは利用時間が比較的遅い時間まで対応しているため、釣りを終えてから移動する場合にも利用しやすかった。今回の旅では、釣りをしていると終了時間が遅くなることもある。そんなとき、早い時間に到着しなければならない施設よりも、遅い時間まで利用できる道の駅のほうが使いやすい。施設内にはゴジラの展示(伊福部昭)もあり、道の駅としてはちょっと珍しい雰囲気も楽しめる。

大好きなゴジラが展示されていて驚いた。ゴジラの音楽を手掛けた伊福部昭が、小学生の頃に住んでいた町でもある

また、キャンピングカー専用の駐車スペースが用意されている。ただし、利用には登録が必要だった。実際に利用してみると、キャンピングカーで普通に車中泊する人も多く、人気の高さを感じた。北海道をキャンピングカーで旅していると、同じように各地を巡っているキャンピングカーを見かけることが多い。こうした道の駅では、キャンピングカーが集まっていることで、北海道を旅しているという実感もより強くなる。

道の駅「おとふけ なつぞらのふる里」は19時まで営業していたので、釣りを終えてからの利用にもありがたかった

■道の駅「なかさつない」

十勝南部で利用したのが、道の駅「なかさつない」。ここは周辺の環境が便利で、車中泊だけでなく、旅の途中の買い物などにも利用しやすかった。町内に必要な施設があり、近くにはイオンもあるため、長期間のキャンピングカー旅では何かと助かる。釣り旅では、食料や飲み物などを補充する必要もある。こうした買い物がしやすい場所にある道の駅は、旅の拠点としてとても使いやすい。

近くには十勝川の支流・札内川が流れている。ここで車中泊して翌朝に備えるのも便利だ

そして、今回特に印象に残ったのが焼き鳥だ。釣りを終えて車に戻り、その日の夕食をどうするか考えるのもキャンピングカー旅の楽しみの一つだが、道の駅の近くで美味しい焼き鳥が食べられると、それだけで少し得をした気分になる。

中札内の鶏肉は特に美味しい。焼きたての串焼きを食べるのは、釣りより楽しみになっているかもしれない

さらに、ここではゴミ処理も利用できた。釣り場を巡りながら何日も車中泊を続けると、ゴミの処理は意外と大きな問題になる。そのため、ゴミ処理ができる道の駅は、キャンピングカーで長期間旅をする場合には有料であっても非常にありがたい存在になる。

■番外編|滝上渓谷公園キャンプ場

道の駅ではないが、今回の北海道釣り旅で車中泊に利用したのが「滝上渓谷公園キャンプ場」だ。道北で釣りをしている途中に利用したが、無料で利用できるのが大きな魅力だった。キャンピングカーでの旅では、毎回有料のオートキャンプ場を利用すると、それなりに費用もかかる。そのため、無料で利用できる場所をうまく組み合わせることで、長期間の釣り旅でも費用を抑えることができる。

滝上渓谷公園管理棟、1階にあるトイレは24時間開放されている

また、管理棟にあるトイレがきれいだったことも印象に残った。今回はこちらでキャンプをするというより、駐車場を利用して車中泊した。釣りを終えてから車を停め、そのままキャンピングカーで休めるので、道北を移動する途中の車中泊場所として便利だった。無料で利用でき、トイレもきれい。キャンピングカーで北海道を釣り旅する場合には、こうした場所を知っておくと、移動の自由度がさらに高くなると感じた。

駐車場の横にはコンパクトながら炊事棟もある。渚滑川で釣りをする際の拠点として利用している釣り人も多い

■まとめ

今回の北海道釣り旅では、道の駅を車中泊の拠点として上手に利用した。摩周温泉は知床へ向かう途中、あしょろ銀河ホール21は十勝へ向かう途中、そして十勝では「かみしほろ」「おとふけ」「なかさつない」と、それぞれ目的に合わせて利用した。同じ道の駅でも、キャンピングカー専用の駐車場があったり、ゴミ処理ができたり、電源充電サービスがあったりと、使い勝手にはかなり違いがある。

また、道路沿いで夜間の音が気になる場所もあれば、周辺で買い物ができて便利な場所もある。釣り旅では、早朝から釣りを始めるために釣り場の近くで休みたいことも多い。だからこそ、その日の状況に合わせて利用できる道の駅は、キャンピングカーで北海道を巡る旅と相性がいい。今回の旅でも、道の駅とオートキャンプ場を使い分けながら、知床から道北、道東、十勝へと移動した。

釣り場を求めて自由に移動し、その日の終わりには次の目的地に近い場所で休む。こうした自由な旅ができることも、キャンピングカーで行く北海道釣り旅の魅力の一つだと感じた。

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