キャンピングカーで行く初秋の釣り旅北海道|消えたカラフトマスの今を見に行く

 初夏の釣り旅が終わると今年も北海道への初秋の釣り旅を計画する、目的地は毎年のように訪れてきた知床。その最大の楽しみは、力強く遡上するカラフトマスとの出会いだった。しかし近年、そのカラフトマスは急激に姿を減らしている。以前は厳しいながらも何とか釣果を得られていたが、ここ数年は魚影を見ることさえ難しい状況が続いている。それでも私は今年もキャンピングカーで北海道へ向かう。消えつつあるカラフトマスの現状を、この目で確かめるためだ。そして知床の雄大な自然を満喫しながら、その時々の状況に合わせてさまざまな釣りを楽しみたい。

■今年も知床へ向かう計画を立てる

毎年楽しみにしている初秋の北海道、目的の一つは知床でカラフトマスを狙うことである。そして今年も現状を自分の目で確かめるため、キャンピングカーで北の大地を目指すことになる。少なくなってきていたとはいえ、数年前までは何とか釣果を得ることができていた。以前は群れに当たれば十分に釣りを楽しめたが、ここ数年は状況がさらに悪化し、魚影を見ることさえ難しくなっている。

昨年のモウレウシ湾、カラフトマスの魚影はまったくない

■カラフトマスが減った原因は?

近年は海水温の上昇や海洋環境の変化が大きな要因といわれている。さらに海流の変化なども重なり、北海道へ回帰するカラフトマスは大幅に減少していると考えられている。自然相手の釣りだけに簡単に原因を一つに絞ることはできないが、以前とは海の様子が変わってきていることは間違いない。昨年もしっかり観察していたものの、岸寄りしてくるカラフトマスは数匹しか見ることが出来なかった。どれほど優れた母川回帰本能を持っていても、海で生き延びられなければ故郷の川へ帰ることはできない。

以前はよく釣れていたカラフトマス(雄)
頻繁に出没(2023年)していた羆もカラフトが遡上しないので見なくなってしまった

■それでも知床の自然を楽しみたい

たとえカラフトマスが釣れなくても知床には雄大な自然がある、朝日に染まるオホーツク海や切り立つ断崖、野生動物との出会い。これらを味わえるだけでもこの地を訪れる価値は十分にある、旅そのものを楽しむ気持ちは以前と変わらない。今回の旅ではカラフトマスだけにこだわるつもりはない、状況を見ながらニジマスやアメマス、あるいは海の魚にも挑戦したい。北海道には魅力的な釣り場が数多くあり、その時々の自然に合わせて楽しむのもこの旅の醍醐味である。

忠類川のサーモン
1997年頃の忠類川サーモンフィッシングで撮影(忠類橋)、たくさんのカラフトマスが遡上していた
最近はカラフトマスだけでなく、遡上するアメマスも減少している

■まとめ

カラフトマスが激減したという現実は寂しい。しかし、その変化も含めて北海道の自然を見つめ、自分なりに楽しむのが私の旅のスタイルだ。来年以降はどうなるのか分からない。今年が最後のカラフトマス釣行になる可能性もある。それでも今回の旅では、知床を訪れる計画を外すことはできなかった。気候も大きく変わりつつあり、今後は9月後半の方が釣行時期として適しているのかもしれない。今年の知床や北の大地では、どんな景色に出会い、どんな魚と巡り合えるのか。そんな期待を胸に、今年も初秋の北海道への旅の計画を始めた。

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