釣り旅北海道 昨年の全道停電でセイコーマートは救世主

去年の地震と停電を今一度振り返ってみた、そのとき助かったのが北海道のコンビニ「セイコーマート」であった。

昨年9月の釣り旅北海道、北海道胆振東部地震で北海道全域が停電になった。地震が発生した時刻は午前3時過ぎだったが、厚真から遠く離れた美深温泉キャンプ場では感じることは無かった。しかし夜明け前にトイレに行った時、電灯が消えていたまたキャンピングカーの外部電源使用ランプも消えていたのでキャンプ場のブレーカーでも落ちたのかと思った。

地震発生を知る

朝になりキャンプ場で隣のエリアでオートキャンプしていた方が、地震で北海道全体が停電しているという情報をいただいた、キャンピングカーなのでバッテリーでテレビを付けるとニュースで地震と停電の情報を流している。テレビが流れているので大体のことは分かった。停電については回復までに1週間程度かかる模様であり、今後の旅に不安がよぎった。

美深温泉キャンプ場

地震発生後の予定

名寄から興部を抜けて滝川で釣りをして、丸瀬布キャンプ場に向かう予定であった。しかし、地震と停電で大変なところである・・・キャンプ場の予約や知床半島の釣り予約もあるので先に進むことに。

信号機の停止

全体の停電なので信号機も消えている、すべての電気のない街を走るのは初めてのことで心配したが車は整然と走っている各交差点では徐行しながら自然と優先し、大きな交差点では警察官が交通整理をしていた。

コンビニはどうか?

初めに入ろうとしたローソンは閉店の張り紙が貼ってあり通過する。次のコンビニ、セイコーマートは開店して販売している、なんとか水と食品を購入できたが水はその後すぐに売り切れた。テレビからだんだん情報が入り大変なことになっていることも分かってきた、次の町ではガソリン補給ともう少し食料の追加購入をすることに、やっぱりセイコーマートは開いている、少し町から離れているせいか空いている食料もたくさんある、しかし指示されているらしく生ものの販売は出来ないとのことで加工品と水を追加購入した。また、レジの電源を車のバッテリーから引いているのには驚いた。

店員さんと話をすると

何が起こっているのか分からないとのこと、なにか地震があって停電しているぐらいしか知らないそうです。情報源は電池式ラジオかスマホしかない、ただしスマホもバッテリー残量次第である。停電は長く続きそうですよとお話ししてセイコーマートを後にした。その後、発電機で営業しているガソリンスタンドで満タン給油して出発する。ただキャンプ場より電話があり停電が回復するまで休場になりますと連絡があった。

道の駅丸瀬布

電気の回復

しかたなく丸瀬布の道の駅で車中泊をすることに、便座式トイレは使えないが普通の水洗トイレは使えた。早朝トイレに行った時には自動販売機の電気がついていたのでホッとした。ここもで約24時間の停電だ。安心して出発して途中で温泉にも入ることが出来た。しかし知床に向かう途中、網走を過ぎたころから信号機が消えている場所も増えまた怪しくなってきた。全体が回復したのではなく順次復旧しているようである。そして羅臼へ・・・羅臼も一部でしか回復していない、ここから先は停電中のようだ、今晩も真っ暗ななか車中泊になりそうである。そして翌早朝には街灯に電気がついた。

羅臼

しかし新鮮な食材や冷凍食品など冷蔵庫が使えなかったことで食糧不足は続いている、発生直後は残り物でも食品が買えたがもう何もない状態になってきた。最初のセイコーマートで買うことが出来た野菜とパスタで夕食をすませる。

野菜とパスタ

北海道のコンビニ「セイコーマート」について

20年以上も前の北海道ではコンビニも少なくホクレンのスーパーで食料の調達する。しかし深夜の移動や早朝などでは買い物ができないので困ることも多かった。今でもセイコーマートは深夜帯の営業はしていない、しかし早朝から営業しているので助かった。キャンプで羆と遭遇してからは宿泊施設に泊まることになりコンビニの必要性が少なくなったが「セイコーマート」には北海道ならではの食材が売っている「でっかいおにぎり」や「くるみパン」などのお気に入りや、ちょっとした100円程度のお惣菜、お土産にもなる「三升漬」など、またワインやお酒の種類が豊富なのも嬉しい。

そんな「セイコーマート」ですがコンビニエンスストアの中で顧客満足度全国1位になっています、停電対策などリスク管理もしっかりしていて釣り旅北海道の頼もしいコンビニです。