キャンピングカーで行く初夏の釣り旅⑥|秋田・岩手から青森へ、シルバーフェリーで北海道に渡る

 宮城県・鬼首温泉での釣りを終えたキャンピングカーの旅は、いよいよ本州最北の地へ向かう。仙秋サンラインで秋田県へ向かう途中にあるそば処「郷(さと)」で昼食、その後は遠野を経由して岩手県の宮古方面に進む。岩手県では閉伊川水系でサクラマスやヤマメを狙い、その後は押角峠を越えて青森県へ。旅の大きな節目となる北海道上陸を前に、八戸港からフェリーに乗り込むことになった。長く続いた東北の釣り旅もいよいよ終盤、期待と少しの寂しさを感じながら北を目指した。

■秋田のそば処「郷」で手打ちそばを味わう

宮城県・鬼首温泉を出発したキャンピングカーは、仙秋サンライン道路をそのまま秋田県へ向かった。旅の途中で立ち寄ったのが人気のそば店「郷(さと)」、香り豊かな手打ちそばはもちろん山菜や地元食材を使った料理も美味しく、釣り旅の途中の楽しみの一つとなった。のんびりと昼食を楽しんだ後は再び北上を開始、岩手県遠野市方面へ向かいながら閉伊川を狙う計画だ。

東北の釣り旅を始めてから毎年立ち寄っている手打ちそば「郷(さと)」
山菜もさくさくで非常に美味しい

■閉伊川の釣り
 今回訪れたのは閉伊川水系を中心とした渓流。水量は平水に戻りつつあり透明度も高かった。朝の気温は低く魚の反応も鈍かったものの、日差しが出始めると小さなヤマメがルアーを追う姿が見られるようになった。大物には出会えなかったが、美しい渓魚との出会いは十分に満足できるものだった。

妻のルアーに掛かった可愛らしいヤマメ
閉伊川の流れ、小さなヤマメの群れは見えるのだが・・・

閉伊川でサクラマスを狙う 

 東北を代表するサクラマス河川として知られる閉伊川だが、そう簡単には釣れてくれない。有望そうな瀬や深みを見つけては車で移動し、ポイントを転々としながらキャストを続ける。流れの変化や深みを丁寧に探っていくが反応は少ない。それでも大河川特有の雰囲気と「次の一投で来るかもしれない」という期待感は格別だった。結果として本命との出会いはなかったものの、悠々と流れる閉伊川の景色を満喫することができた。北海道を目指す旅の途中で、東北の豊かな自然を改めて感じる一日になった。

温泉「リバーパークにいさと 湯ったり館」で購入した閉伊川のTシャツ(1,000円)

押角峠を越えて北へ

 閉伊川の支流刈屋川を探索するつもりがそのまま向かったのは押角峠、またまた狭路運転の連続になってしまった。しかし新しい押角トンネル(3.7km)の開通によって移動はずいぶん快適になったようだ。周囲には今も北上山地らしい雄大な景色が広がる。山深い峠道を進みながらこの旅で訪れた東北各地の渓流を思い返す、岩泉町を越え三陸沿岸道路を利用しながら北上するとすぐに青森県である。庄川から始まり、新潟、山形、宮城、そして岩手へ。キャンピングカーだからこそ実現できた自由な釣り旅だった。

■シルバーフェリーで北海道へ

 今回利用したのは八戸と苫小牧を結ぶシルバーフェリー、移動の効率を考え深夜便で北海道に向かうことにした。八戸港の出航は22:00で乗船は21:00から、しかしキャンピングカーで車高が高いので最後の乗り込みになるとのこと。結局、乗船したのは出航直前だった。船内にはラウンジや大浴場などの設備も充実しているが、この日は早々に休むことにした。北海道への入港は翌朝6:00である、我慢していたビールを飲んで早く就寝しないと疲れが取れない。

シルバーフェリーの乗船手続きへ向かう

■北海道上陸へ

 夜の航海を経て翌朝には北海道が見えてくる、本州を縦断しながら続けてきたキャンピングカーでの釣り旅は新たなステージへと突入する。上陸後は一気に道北まで北上する予定である、コインランドリーで洗濯して買い出しを行っても午前中にはポイントに入れると思っている。

この日の北海道は異常に暑くシャツだけでも汗ばむほどであった

■まとめ

 宮城から岩手そして青森へ、東北各地の渓流を巡りながら北上し八戸港からシルバーフェリーで北海道へ渡った。
キャンピングカーだからこそ自由に移動し、その土地の自然や食や温泉を楽しめる。今回の東北区間も思い出深い旅となった。次回はいよいよ北海道での渓流釣り、広大な自然の中で北海道ならではの魚たちとの出会いを楽しみたい。

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