釣り旅北海道の最大リスク羆(ヒグマ)対策を考える

釣り旅北海道では多少の新型コロナのリスクもあるが、渓流にも最大リスク羆との遭遇がある。25年近くも毎年のように北海道に行くと何回かは羆と遭遇している、しかし襲われたことはないが、危険な状態になったことはある。今年の北海道は札幌市内の出没も含めて羆による死傷者も出ているようなので気を付けたい。また羆の生態も知りながら遭遇時の対応策も考えておきたい。また今年は羆の人身事故件数が過去最大になりそうな状況になっている。

今回の記事ポイント

◆羆の人身事故について、羆は「防御攻撃」が多い

◆羆と遭遇しないためにすること

◆いままでの羆との遭遇

◆それでも羆との遭遇に備えて、ベアーアタック(羆撃退スプレー)を持つ

 

■羆の事故と対策について

羆の事件では悲惨な三毛別羆事件が有名だが、意外に死に至る人身事故は少ない。特に河川では鮭の密猟者が深夜に大量の鮭を解体していた時に襲われた事件くらいしか思い当たらない。多いのは4〜6月にかけての山菜採りで襲われるケースだろう、知らないうちに羆のテリトリーに入り好物の山菜を採っていく・・・そこで襲われることが多いようである。

また親子連れの羆は非常に危険である、好奇心旺盛な子熊が寄ってくると母熊が攻撃してくるからである。しかし本来羆は積極的に襲ってくるわけでは無い。多いのはバッタリ出くわし驚かしたり、子熊を守るためにとっさに攻撃することである。

渓流釣りでは羆が近くにいることを前提としているため、最大限に注意している。羆鈴はもとよりホイッスルや爆竹で音を出しながら川に入る。人間からは見えないが羆からは見えていることも多いので接近を教えることで自然に離れていくことを促すのである。渓流釣りで襲われたケースが少ないのはそういう訳だと思っている。

釣り場までの悪路
■羆との遭遇

①山奥の温泉での出来事

釣り旅北海道を始めたころはまだ若かった、ホテルや旅館に泊まることなくキャンプをすることが多かった。それでも何年かは羆とは会うことなく楽しめた。ところがある早朝、テント前の小屋に置いた靴が散乱している。見ると羆らしき足跡が山に向かって残っている、残飯は車内に入れておいたが匂いが残っていたかもしれない・・・それ以降は北海道でキャンプすることに恐怖心が残りキャンプは止めてしまった。キャンピングカーを購入するまではホテルや旅館に、購入後はオートキャンプ場でもキャンピングカーで車中泊を続けている

➁知床半島のサーモンフィッシング

瀬渡しでポイントに向かう知床半島サーモンフィッシングでは世界遺産に登録された大自然で釣りを行うことになる。当然だが多くの羆が生息していて遭遇は当たり前になってきている。

駆除された羆 2004/09

18年ほど前にはじめて知床半島モイレウシではいきなり後ろから出没した、当時は世界遺産にも登録されておらず害獣として駆除されることになった。今では瀬渡しの船長さんが近くに待機していて、羆が出没すると羆のいない場所に移動して釣ることになる。しかし毎回のように出没するので面倒だ。

2頭の羆が出現 2018/09

③トラウトフィッシングの出来事

河川につながる林道をレンタカーで走る、台風でポイントが大きく変わってしまったので車から降りて確認したときのこと。これ以上は車で入れないことからそのまま無防備に歩いて川に向かった。案の定ポイントは砂で埋まっていて釣りそうにもない、近くに重機が動いているような音がしていたが気にせずにいた。一旦、車に戻り気になったポイントを再び見に行こうとすると再び重機のような音が・・・これは重機ではなく羆の唸り声と分かった、あわてて車に戻り家内に聞くと唸り声のようだったと言うのだ💦

■羆との遭遇に備えて

基本的に羆と遭遇しないように熊鈴をしっかりとなる場所に取付けて歩く、時折ホイッスルや声を出して人がいるよ〜っと教える。それでも、もしもの場合を考えて腰には鉈とベアーアッタク(熊撃退スプレー)を取り付けている。

ベアーアタック(羆撃退スプレー)・熊鈴・鉈

フィッシングベルト取り付け

ベアーアタック(羆撃退スプレー)使用期限があり2021年7月とあった、食べるものでもないので今回はそのまま使う。来年はどうするか検討したいと思っている。

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