滋賀県土山町にある土山漁業協同組合の田村川は12月中旬に解禁する。自宅から80km程度の場所にあり鈴鹿峠を越えればすぐのところにある、若いころは2月になると雪の福井県に遠征することも多かったが今はそこまでしての釣りに行っていない。しかし近いところで12月に解禁の河川があることが分かったので行ってみることにした。
■12月の渓流へ
事前にウェブで検索すると堰堤がポイントになっていて、大型の成魚放流も行っているようである。この時期なので積雪もありえるので天候予報をみながら釣行日を決める、今回の大雪を心配したが緩む日があったので決行する。
初めての河川で寒いこともありAM8:00以降に到着する、漁協から上流が釣りエリアになるようだが河川工事をしているので最下流エリアは釣りにならない。しかも極端に水が少ない、これだけ少ないと堰堤も期待できないかもしれない・・・そこでいったん最上流まで上ってみることにした。ポイントが限られているので、解禁以降に釣りきられている可能性もある。
上流に行くほど水量も減っていくような気がする、道は未舗装で細く駐車場所も荒れていて4WD車が安心である。最上流の駐車場所に車を止めて堰堤まで歩く、水はチョロチョロ流れる程度なので歩きやすい。そして堰堤に到着して竿を伸ばすが竿が長すぎた、それでも折角なので遠目から流すといきなり18cmくらいのアマゴが掛かってきた。しかし周りの木に絡みそうなので、短竿に持ち替えることにする。今回は8mの本流竿と6m渓流竿、3mの短竿を持ってきた。3mの竿で十分釣れそうである、あとから思ったが6mの竿に短めの道糸で対応したほうがスレた渓魚には良かったかもしれない。大場所で釣りをすることが多く渓流釣りの感が鈍っていた・・・
■釣果と感想
どの堰堤からも必ずあたりはあったものの、リリースサイズが多い、そのうちスレてしまって釣れなくなって移動を繰り返した。平日で貸し切り状態だったので釣り区域の堰堤はすべて釣ることが出来た、しかしその割には小型が多く釣果には恵まれなかった。また午後から思っていない悪天候で雨で濡れて寒くなり退散することになった。
キープサイズは4匹(アマゴ・イワナ)、針をのまれた魚やエラから血が出た魚もキープして計7匹である。成魚放流魚以外は小さいので仕方がないが、やはり渓魚は春以降で成長した魚を釣るほうが楽しいものだ。しかしこの時期に渓流釣りを1日楽しむことが出来たことを感謝したいと思っている。
日釣券:2,000円 ※つりチケでネット購入が可能