年が明けてスタートが少し遅くなったが、本格的に熊野古道伊勢路の峠越えを始める。年末年始を挟みいろいろ忙しくなかなか再開できなかった、それでもこれから精力的に歩いていきたいと思っている。そして次は三瀬坂峠と思っていたが、今年の4月に峠を往復しているので後回しにして荷坂峠を越えることにした。このルートは「ツヅラト峠」もありもう一度訪れる必要があるが、荷坂峠は下り勾配が多く歩きやすいので先に歩くことにした。
■荷坂峠までのアクセス
JR紀勢線を使って折り返すことになる、しかしすべてJRで行くと乗り換え等でかなりのロスタイムでる。そのため自宅から道の駅「奥伊勢おおだい」までは車で行って、JR三瀬谷駅から電車に乗車してJR梅ケ谷駅で下車して歩き始めることになる。そして荷坂峠を越えてからも42号線を南下してJR紀伊長島駅から戻ることにした。
JR三瀬谷駅 7:48発 ⇒ JR梅ケ谷駅 8:24 着 ⇒ 荷坂峠越え ⇒ JR紀伊長島駅 13:01発


JR梅ケ谷駅からJR紀伊長島駅までの距離は約7.5kmなので、ゆっくり昼食をとっても13:01発の戻りには間に合う。 またJR梅ケ谷の横にある「やはしら公園」には駐車場もあった。平日なら人も少ないのでここに駐車してJRで戻ってくると効率的である、ツヅラト峠越えはここに駐車したいと思っている。
■JR梅ケ谷~荷坂峠入り口
国道42号線の側道を坦々と南下すると約2kmで熊野古道の荷坂峠入り口に到着する、しばらく林道を歩くと国道42号線を横切って荷坂峠降り口に向かう。



荷坂峠降り口に着くと案内板や無料貸与の杖や熊鈴もある、ここからは急な下りもあるので気を付けて歩きたい。ただ下り勾配なので息も切れないし汗をかくことも無く歩くことが出来る、しかし下りは膝に負担が掛かるのでゆったり降りて行くことになる。

■荷坂峠降り口~沖見平(スタンプ台)
杖と熊鈴を借りて下り始める、荷坂峠の下りには危険な場所もある。それでもちゃんとロープが張ってあり安全確保がされている。

ゆっくり降りていくと長島湾が遠くに見える長島一望へ到着、もう少し進むと沖見平に行く標識があるので寄り道する。

また沖見平にはスタンプ台が置いてあるので今回初めてのスタンプを押印した、少し休んだ後はルートに戻り再び荷坂峠を下っていく。

■沖見平~猪垣
沖見平からも下り勾配が続く、途中のルートの真ん中に熊の噛み跡があり驚いた、真冬なので熊は出てはこないと思うが生々しい爪痕が残っているので今にも出てきそうで恐ろしい。

そのまま下り続けると南側からの登り口に到着した、そこで借用した杖と熊鈴を返却する。

ここからは道も広くなり歩きやすくなる、歩くとすぐに猪から田畑を守るために積み上げられた猪垣が残っている。

片上川沿いに約3kmを紀伊長島駅方面に歩いていく、なお国道42号線を通らず片上池の遊歩道を進むことにする。



■紀伊長島で食事
片上池の湖畔にあるレストランで食事と思ったが、11:30まではモーニングタイムで食事は出来ないので気を付けたい。それでも美味しいコーヒーを飲み、ボサ・ノヴァを聞きながら疲れた体を癒すことができる。

時間はまだ10:45なのでモーニングセット注文、疲れた足を休めるが13:01まで戻りの電車はない。そこで11:30に改めて食事を注文する、ここでは幻の牡蠣「渡利カキ」のパスタが食べることが出来る。

モーニングセットとパスタを食べるとお腹が一杯にになった、ここからJR紀伊長島駅までは約1kmで到着する。それでもあまり長居をしても申し訳ないので出発し、遊歩道をゆっくり歩いて向かうことにする。

今回歩いたルート(説明版にトレース)

■まとめ
荷坂峠は昔から尾鷲方面に向かときに必ず使っていた、高速道が出来て使わなくなったが急な勾配で車でも大変だった。国道42号線の歩きも多いが荷坂峠は下り基調になるので楽に歩くことが出来た、次回は同じJR梅ケ谷からJR紀伊長島に向かう「ツヅラト峠」を歩きたいと思っている。
