キャンピングカーで行く初夏の釣り旅⑧|天然ニジマスとの出会い、そして十勝へ

 北海道らしからぬ暑さ、大雨、強風、そして低温。目まぐるしく変わる天候に翻弄された道北での釣り旅だったが、ようやく空が落ち着きを取り戻した。しかし河川にはまだ雪代による増水の影響が残っていた。それでも、このまま南下する前にもう一度だけ上流域へ竿を出してみることにした。向かったのは道東河川の上流域、自然豊かなエリアだがその分ヒグマも多く、入渓には十分な注意が必要な場所でもある。熊鈴や熊撃退スプレーを携帯しながら慎重に川へ向かった。ここで釣れなければ、今回の北海道釣行はボウズで終わるところだった。

■道東河川上流で出会った天然ニジマス

 前日までの増水の影響で流れはまだ力強い、流れのヨレに餌を流すといきなりアタリがあった。しかしニジマスはヒラリと体をよじりフックを外した、40cmほどだろうか。今回初めてのニジマスとの遭遇だった。上流部でも釣り人はしっかり入っているので警戒心が強い。「しまった……」。これでこのポイントは難しくなってしまった、案の定その後全く当たりが無くなってしまった。少し釣り上がりポイントを変えていくものの釣れる雰囲気はない、全く釣れないので初めのポイントに戻ってきた。そして突然「ドン」と力強いアタリが伝わってきた、激しくローリングしながら流心を下る魚の重量感に耐える。激しい抵抗を慎重にいなし、何度かの突っ込みをかわしてようやくネットに収まったのは、見事な天然ニジマスだった。

 大きくはないが北海道らしい美しく太い魚体で、厳しい天候が続いた今回の旅の中では十分すぎる一匹だった。振り返ると今回は本来の日程ではなく行事との兼ね合いで、北海道では早すぎる日程であった。雪代が収まらない中の釣行にはやはり無理があったのかもしれない。

遠くの山々にはまだ残雪が残っている、高温で雪代の増水も続いている

■旅はまだ続く

 道北での異常ともいえる天候に翻弄されながらも、なんとか最後には天然ニジマスに出会うことができた。次なる旅は十勝エリアに続いていくことになる、ここ数年十勝エリアでは思うような釣果には恵まれていない。しかし今の時期には然別湖グレートフィッシングも開催されている、北海道の固有種「ミヤベイワナ」と出会えるチャンスがある。次は大雪山を越えるドライブを楽しむ、移動は仕事ではなく楽しむものである。三國峠を越えて向かうのは然別湖、早めに到着後は温泉に入り疲れを癒す。地元の食材を使った車中泊での料理も旅の楽しみのひとつになっている。

三國峠を越えて十勝エリアに向かう、雲一つない樹海の景色は雄大で素晴らしい
北海道での定番のジンギスカン、プレートはホームセンターやスーパーにも売っている安価な物

■まとめ

 釣れた日もあれば釣れない日もある。しかし、その一つひとつが旅の思い出になっていく。今回の釣り旅も終盤を迎えている、天然の良型ニジマスに出会えたことは幸運だったと思っている。狙っている大型魚ではないが年数回の釣行で釣るのは難しい、釣り旅の価値は魚の大きさだけではなく、その土地の自然との出会いにあると思う。そしてキャンピングカーで巡る初夏の北海道の旅はまだ続く、次はどんな景色と魚に出会えるだろうか、楽しみは尽きない。

釣り旅⑦|道北へ、北海道の天候急変に翻弄される ≪ 釣り旅⑧ ≫ Coming soon

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