釣り旅で使用しているウェーダーや長靴は、長く使っていると経年劣化が進むほか、釣り場への移動中に藪を漕いだり、岩や枝に接触したりすることで、キズが付くこともある。小さなキズでも、そこから水が浸入するようになると、釣りをするうえで支障が出てしまう。しかし、キズが付いたからといって、そのたびに新品へ買い替えるのはもったいない。実際に今回の北海道釣り旅では、ウェーダーに水がしみ込んできたため、応急処置として瞬間接着剤で補修したものの、十分に直せたのか心もとなかった。
そこで、簡単に補修できるのであれば、できるだけ修理してもう少し長く使いたいものだ。今回は、ウェーダーの補修に使えるボンドを購入し、実際にキズの補修を試してみることにした。さらに、長靴にも使ってみたので、その結果を紹介したい。
■ ダイワ「ウェーダー補修ボンドⅡ」
ウェーダーのキズを修理する方法をネットで調べてみると、釣り具メーカーのダイワから「ウェーダー補修ボンドⅡ」が販売されていることが分かった。ウェーダーの補修に適した製品で、ネット上の評価も良さそうだったため、今回はこの補修ボンドを使ってみることにした。

補修作業では、キズの状態や補修する素材に合わせて、製品の説明に従って使用することが大切だ。補修する部分の汚れを取り除き、十分に乾燥させてから作業する。
このボンドは、パッケージの表示によると、ウレタン樹脂78%、有機溶剤(トルエン)22%を含む粘性のある液体だ。作業中はシンナーのような強い臭いがしたため、換気の悪い場所での使用は避け、風通しの良い場所で作業したい。また、火気を避け、製品に記載された使用上の注意を守る必要がある。
■ 実際に補修してみた結果
実際に補修ボンドを使ってみると、気になっていた部分を補修することができた。補修後は水漏れもなく、見た目も思っていたほど悪くない。キズが付いたからといって、すぐにウェーダーを買い替える必要はなさそうだ。もちろん、キズの大きさや場所、素材の劣化具合によって補修のしやすさは異なる。大きく裂けている場合や、生地そのものが劣化している場合には、補修だけでは十分でないことも考えられる。

今回のように継ぎ目から水漏れが発生している場合にも、補修ボンドが役立つことが分かった。小さなキズだけでなく、補修が必要な部分の状態に応じて使えるのは便利だ。ただし、補修後の防水性や耐久性は、補修箇所や使用状況によっても変わる。これからも使い続けながら、状態を確認していきたい。
■ バードウォッチング長靴「日本野鳥の会」の補修にも使ってみた
ウェーダーの補修に使えるのであれば、長靴にも利用できるのではないかと考え、こちらにも試してみた。使用しているのは、日本野鳥の会のバードウォッチング長靴だ。天然ゴム製で素材が柔らかく、足首部分もしなやかで、履きやすく歩きやすい。折りたたんで持ち運べるため、携帯性にも優れている。しかし、5年以上にわたって釣り場などで使用していると、傷みも出てくる。長く使ってきた長靴も、折りたたむことの多い部分を中心に、継ぎ目が割れてきていた。比較的高価な長靴なので、できる限り補修して長く使いたい。

長靴にも補修ボンドを塗ってみたが、ボンドの容器の口が大きく、一度に多めに出てしまうため、液が垂れてしまった。塗る量を調整しながら、慎重に作業した方がよさそうだ。
実際に補修してみると、折りたたむことで劣化して割れてきた部分の穴を塞ぐことができ、防水性も確保できた。ウェーダーだけでなく、長靴の補修にも役立つことが分かった。ただし、長靴の素材によっては補修ボンドとの相性があるため、使用前に製品の適合性を確認しておきたい。また、このボンドは固まるまでに時間がかかるため、乾燥するまでの間に垂れてしまうことがある。塗りすぎに注意し、製品の説明に従って十分に乾燥させたい。

■ まとめ
今回は、ダイワの「ウェーダー補修ボンドⅡ」を使い、ウェーダーと長靴のキズを補修してみた。実際に使ってみたところ、気になっていた継ぎ目や小さな穴を補修でき、水漏れの防止にも役立った。補修後の見た目も大きく損なわれず、これまで使ってきた道具を無駄にせずに済むのはありがたい。釣りで使用するウェーダーや長靴は、どうしてもキズや傷みが発生する。だからといって、すぐに買い替えるのではなく、修理できるものは補修して使い続けるのも一つの方法だ。
これからも、釣り道具をできるだけ長く使えるよう、手軽にできるメンテナンスや補修を試していきたい。

