今年のサーモンフィッシングはサケの遡上が著しく悪く厳しい釣りが続いている。それでも釣れてはいるが楽しむというより忍耐との勝負になっている、そんな2023年のサーモンフィッシングも最後の手取川になってしまった。気温も急激に寒くなり遡上も増えるかもと思ったが、生憎の雨で川は白く濁り釣れる気がしない状態の中で竿を振ることになった。
■手取川サーモンフィッシング
手取川サーモンフィッシングは初回から参加している、当時は忠類川の次にサーモンフィッシングができるようになった。もちろん本州では初めのサーモンフィッシングが出来るようになった河川になる。また石川県であるものの福井に近い場所なので中京圏、関西圏からも近く人気になった。今ではサーモンフィッシングが出来る河川は沢山あるが我が家から一番近いので最近はまた行くようになった。。
当初は左岸の下流域が釣り場であった、また熊田川(支流)の先に漁協があり流れ出しの側溝にサケがあふれていた。ここでイクラも販売されていて楽しみにしていたころが懐かしい、今では左岸と右岸で釣りが出来るが左岸側は人気が高い。しかし人が多く釣りにくいので右岸でのんびり釣ることにしている、たくさん釣れても処理が大変になるのでほどほどが丁度良い。
しかし右岸の釣り場は以前にはあったコンクリート護岸は再び水没して立ち入り禁止エリアになっていた、下流部はフライフィッシングエリアになっていて釣り場は少なく厳しい状態になっていた。
■肝心の釣果は?
本州の各河川のサケの遡上状況は最悪である、高水温が続きサケが戻っていないのである。しかし水温が下がれば戻ってきても良さそうなのだが手取川でも遡上がないようだ、そして・・・
北陸方面では昨日の雨で増水しているものの濁流ではない、しかし白く濁って増水している状況での釣りになった。もちろん北陸のこの時期の天気は変わりやすく次から次へと雨雲が発生し冷たい雨を降らせる、幸い雷が鳴ってこないので釣りは可能だ。
しかし川は増水で白濁しサケの姿も見ることはない、管理の人に聞いても釣れていない。釣果ゼロ匹が続いているのだという、全く釣れる気のしない川に仕掛けを流し続ける。明日は濁りが取れることとサケが遡上することを願い初日が終了、そして多少は濁りがとれた川で2日目も同様にサケは遡上はない。また少し上流で1匹釣れた情報があったがサケは見当たらない、あたりはあってもウグイであろう。そしていい当たりがあり掛かったが大きなウグイが釣れてきた、一瞬不覚にもサケか?と思うような大きさであったが重さが違う。それにしても立派なウグイであった、これを機に釣りは終了し午前中で引き上げることにした。
■キャンピングカー「コルドバクルーズ」で行く手取川
今回は1人でいくことになった、当日早朝?の1:30に出発して約300kmを4時間で到着する。受付が6:20なので早めに到着す必要がある、また当日は車中泊して翌日も釣る予定である。本来なら前日に到着しておいて前泊すれば良いのだが、高速道路の割引が深夜しかないので仕方がない。
最近は車内のトイレで済ますことが多くなっている、深夜や雨の日のトイレは車内で済まうほうが楽なのである。深夜に寒い車外のトイレに行くと完全に目が覚めてしまうので寝られなくなる、もう完全にトイレの壁は乗り越えたので就寝前でなければ車外のトイレに行くことはない。しかし管理事務所のトイレが水洗の洋式で綺麗になっていたので驚いた、可搬式なのだが水洗になっている。さすがに温水シャワーとまでいかないがウェーダーを履いていても楽に用が足せる、これなら深夜以外は使えば良い。
ポータブル電源を導入したので食事も問題ない、今回はローソンで購入した冷凍ホルモン鍋を食べることにした。カセットコンロで10分程度温めれば美味しく頂ける、締めにパックご飯を卵でとじればお腹も一杯になる。電子レンジも使えるし、電気ケトルですぐに熱湯も使うことが出来る。キャンピングカーのサブバッテリーでは冷蔵庫とFFヒーターが稼働できれば十分である、しかしすべての電気をサブバッテリーで使うことが出来なくなってきているので来年はバッテリー交換の時期になってきている。
また近くに温泉かけ流しの施設が2軒あり、温泉を楽しむことが出来る。今回は多すぎるほどの温泉を掛け流しにしている安産(やすまる)の湯に入浴することにした。湯の温度も熱めで大量のお湯を流しているので湯船のお湯も汚れていない。サーモンフィッシングの補助券(200円)を使って290円で暖まった、また次回も来たいと思う良いお風呂である。
■まとめ
やっと寒くなって水温も下がってきているのでサケの大規模な遡上を望みたい、もう今年はサーモンフィッシングは出来ないが大切な資源である。産卵して4年後にたくさん戻ってこれることを期待して今年度のサーモンフィッシングは終了した。