私の生まれた昭和33年は63歳になると「特別支給の老齢厚生年金」を受け取る権利が発生します。年金を受け取るための手続きが必要になるため書類が送られてきた。そして年金請求書(国民年金・厚生年金保険老齢給付)に記入しなければならない。しかし、実際の受給開始月や振込時期についてはどうなのかを調べた。
年金の請求手続き(63歳)の案内が届いた 2020/12/02
年金請求者専用フリーダイヤルで相談して特別支給の老齢厚生年金請求書を記入 2021/02/12
■手続きの流れ |
「年金請求書」を確認し、必要事項を記入する
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必要な添付書類の用意(本人の生年月日が確認できる書類:戸籍抄本や住民票など、通帳のコピー、認印)
※その他、記入内容によってさまざまな書類が必要になるので確認が大変である
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「年金請求書」の提出(63歳の誕生日の前日を迎えたら添付書類とともに提出:郵送か持参)
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年金の受け取りが開始される
※1~2ケ月後に「年金証書・年金決定通知書」が届き、更に1~2ケ月後支払いの案内が到着して、年金の受け取りが始まる
■受給開始と受取り時期は? |
◆受給開始月(特別支給33年3月生まれの場合)
年金の受給資格は63歳の「誕生日の前日」に発生、その翌月が受給開始月になります。たとえば、3月5日生まれであれば、前日の3月4日に年金の受給資格が発生する。なので翌月の4月が受給開始月になる。もし3月1日生まれの場合は、前日が2月28日になり、受給開始月は3月になります。
◆受取り時期は?
年金は原則として、偶数月の15日に支払われる。15日が土日祝日にあたる場合は、その直前の平日に振り込まれる。なので33年3月生まれ(3月1日生まれを除く)の場合、順調にいけば4月分と5月分が6月15日に振込されることになる。なお、実際に初回の年金が支払われるまでに2~3か月かかることが多いので気を付けたい、初回は奇数月に支払いされることもある。
年金の支払月と支払い対象月
対象月 | 支払月日(15日) |
12月・1月 | 2月 |
2月・3月 | 4月 |
4月・5月 | 6月 |
6月・7月 | 8月 |
8月・9月 | 10月 |
10月・11月 | 12月 |
※15日が土日祝日にあたる場合は、その直前の平日に振込まれる
■まとめ |
送付されてきた年金請求書を63歳になったらすぐに提出しても実際に振り込まれるのは6月15日になることが分かった。これは仕組みなので仕方がない、支給されるのを楽しみに待っていよう。また先日、マイナンバーカードを作成したのでマイナポータルから「もっとつながる」を使って「ねんきんネット」にもログインできるので活用していきたい。
ねんきんネット 日本年金機構