卒FITになり電気料金の削減を検討したらエコキュートにたどり着いた

10年前に導入した太陽光システム、いよいよFIT(固定価格買取制度)の適用が終了してしまった。太陽光パネルで発電した電力を一定価格で買い取ってもらえる制度である。10年前なのでかなり高額で買い取ってもらえた、しかし制度が終了すると電気会社の買取価格は激減してしまう。そこで電気料金の削減が出来ないか検討してみることにした。

FIT制度:再生可能エネルギーの固定価格買取制度(Feed-in Tariff)のことで、一般家庭や事業者が再生可能エネルギーで発電した電気を、電力会社が一定価格で買い取る(10年間)ことを国が約束する制度。

今迄:42円 ⇒ 今後:8円(2022/01)▲約81%

どうする?ソーラー 資源エネルギー庁(経済産業省)

■現状の把握

我が家はオール電化になっている、そして後に太陽光パネルも設置した。今までは買取価格が42円kwhだったので昼間帯の余剰電力は買い取ってもらうほうが良いと思っていた。なので電気の契約も深夜帯は安く、昼間帯は高くなっているプランを選んでいる。

・エコキュート+太陽光パネル

・中部電力のEライフプラン※新規加入は終了で、2022年4月1日より昼間料金単価の引き下げ・夜間の料金単価の引き上げ・夜間運転機器割引の廃止が予定されている

<Eライフプラン>

時間帯区分 平日 土日・祝日
デイタイム 9:00〜17:00 なし
@ホームタイム 7:00〜9:00、17:00〜23:00 7:00〜23:00
ナイトタイム 23:00〜7:00(翌朝) 23:00〜7:00(翌朝)

<使用量実績>

2021/03〜2022/02 年平均値(kwh)

デイタイム 12
@ホームタイム 196
ナイトタイム 371

使用量グラフ(月別)

■現状の分析

エコキュートはナイトタイムに設定されている、また太陽光は天候と日照時間に左右されるので季節性を考慮する必要もある。頭は良いほうではないので難しい分析は出来ないがちょっとだけ我流に考えてみた。

分析1:太陽光発電で消費できるのはデイタイムのみ、当然デイタイムは太陽光で発電した電力で賄っているので著しく電力使用量が低い。そこで余った電力を42円で買い取ってもらっていたのだ。

分析2:ホームタイムは夜間なので電灯を点けオール電化のキッチンも使う、また夏冬は冷暖房も増える。夏場と冬場は使用量が増えている。

分析3:ナイトタイムに使われている電力量が非常多い、電力全体使用量の約64%に上る。そして夏場以外はエアコンは使用しないにもかかわらず冬場の電力使用量が多い。あくまでも個人的な仮説であるがエコキュートのお湯の温度調整の追い炊きが気温に影響されているのではないか?当たり前だが気温が低いとなかなか沸き上がらない、アウトドアでの湯沸かしと同じである。ただしこんなに影響しているのだろうか?グラフで見ると夏場に比べて冬場には倍増している。

電力量料金(参考)円/kwh ※2022年2月現在

デイタイム 36.27
@ホームタイム 25.91
ナイトタイム 13.70

料金表をみるとナイトタイム(深夜)に電力消費の多いものを使用するのが良い、しかし太陽光の余剰電力売電価格が低額になったので太陽光発電で消費させたほうが良いかもしれない。

■対策(案)

2022年4月の見直しで更に料金値上げになるらいしいので、しかっり自己防衛する必要がある。ナイトタイムの料金が低いとはいえデイタイム(太陽光発電)の使用量よりナイトタイムが30倍以上になる、ナイトタイム(深夜)でこれだけ消費しているのはエコキュートしかないだろう。

しかし・・・エコキュートの時間変更は可能なのだろうか?

取扱説明書を見ても設定変更の項目は無い、メーカーに問い合わせたがやはり無いとの回答があった。しかし取扱説明書をよく見ると時計の設定が合ってないと「思わぬ電気料金が請求されることがある」と書いてある。メーカーは推奨しないが時計の設定を変えれば可能ではないかと思った?

以上のことからエコキュートの時計変更で対応してみたい、時間は10時間ほど先にずらせば9:00〜17:00がナイトタイムになる。これで1ケ月使ってみて検証してみたい。またエコキュートが正常に機能するかどうかも確認したい。さらに昼間であればお湯も効率よく沸かすことができるとも思っている。ただし全体的な節電対策をすることも忘れてはならないとも思っている。

また実際に変更した結果の使用電力量なども継続してブログアップして行こうと思っている。

家庭用の太陽光パネルでエコキュートの電気をまかなうことにしてみた 2022/02/18

太陽光FIT終了対策でエコキュートの見直しの試行錯誤を繰り返す  2022/02/22

to be continued

ホーム(定年退職からの黄金期の暮らし方)

cordba cruise